障害者雇用で働いて思った事
私は障害者雇用で働いております。
障害者雇用という形で働いたのは、今の会社が初めてです。今までは一般職でした。
ですが、体調を崩し、ドクターストップがかかり今の会社を退職する事になったのです。
今日、退職に関して会社とお話しをする日でした。
上司に話してるうちに、いろんな思い出が蘇り
気がついたら涙が溢れておりました
そんな私をみて、上司も涙ぐんでおりました
この会社を辞めること、とても悔しいです
何故辞めた方いうと…また今度書きます(^^)
私はこの会社が大好きでした
障害者雇用という事で、いろいろ思う事はありましたが、
なんでもチャレンジさせてくれて、出来ない事が出来るようになって、自分が発達障害という事を忘れるくらい、幸せな日々でした。
今までは何やるにしてもこわいこわいで震えてましたが
要領悪いし、パニックになるし…
でも、周りの人がサポートして下さった
信じてくれる人がたくさんいた
その想いに応えたい、そんな気持ちで頑張ってきました
何をやってもできないと自分では思い込んでいたけれど、この会社で、得意な事が増え、周りの方々のお陰で、働く事の喜び、必要とされる喜び、とても大きな財産を頂きました
私は、障害者雇用って悪いものではないと思うんです
そりゃあ最初は不安でいっぱいでした
もちろん差別的な事を言う人もいます
悲しい思いもします
1人トイレで泣いた事もありました
でも、そこで泣いたって状況は変わりません
自分を変えなきゃ、何も変わらないんです
世界を変えるのはいつだって自分なんです
自分で言うのもなんですが…私よく頑張ったなぁっておもいます。
結果、頑張り過ぎて身体壊しちゃったけど笑
この会社で身につけた事、沢山あります
差別的な事を言われた時に、乗り越えるスキルを身につけられました。
差別的な事を言う人は、私の事を得体の知れないものと接していたとおもいます
得体の知れないもの、私でも怖いですもん 笑
どんな人か分からない、相手は私の事を知らないんだなと。
逆にそうゆう人にはたくさん話しかけました笑
ちょー笑顔でww
すると、結構ね、普通に接してくれたり。
無理な人は無理ですけどね。仕事に支障が出た場合は、上司に報告です(^^)
仕事を与えられなかった時期もありました。
これも、会社さんがとても遠慮してらっしゃると思うのです。私は得体の知れない人なので。
その会社さんの不安を払拭するには、私は安全やで!そして意外に出来る事あるぜ!というアピールをしなければいけません。
なので、自分が出来そうな事はやらせてほしいと自らお願いしました。そうすると、だんだんお仕事を任せてくださり、最終的には責任のあるお仕事を下さりました。もう、心の中でガッツポーズでした( ´∀`)
そこで自信をつけて、苦手なお電話も挑戦しました。最初はやっぱ無理…と思ってたけど…
でも発達したんですね。回数を重ねて行くうちに、なんとか形になりました。前よりは緊張しなくなりました。日常的に電話するのも今は困りません。
接客もやったし、ほんといろいろやらせてもらえたなぁ…
最終的に時給もアップした時は、とっても嬉しかったです
あ、わたし、認めてもらえたんだ…!!って
なにより「にちこさんは、即戦力で働いてくれるから助かるよ」と。
その言葉が涙が出るほど嬉しかったです。
ですが、自己肯定感を育てる、成功体験を積めるというミッションだと思えば…障害者雇用は悪いものではないです
最初は賃金は低いです
しかし、経験はたくさん頂けます
お金は消えますが、経験は消えません
軽度の発達障害だから、出来るんでしょ?って言う人もいましたけれど
ただ、障害の度合いを抜きにして考えた時
発達障害は発達するもんです
と、私の主治医が言ってた言葉、私は信じてます
私は発達したいのです
自分の可能性を広げる
そして努力したら良いご縁が必ず訪れる
そんな気持ちで、これからも発達し続けたいなと思いました
最後に、上司は私にこう言いました
「退職して、しっかり体治してた面接しにきてね!」って(´;ω;`)
私は幸せでした、ほんとに。